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過去の『工作実験解説集』 

電動ブランコで磁石の不思議を体験!(科学の祭典2022出展)
 どんな実験なの?
    身近にある磁石、乾電池、エナメル線、コード、ボール紙などを使って電動ブランコを作ります(図1)。磁石と電気による不思議な現象を体験しましょう。
 
 実験のしかたとコツ
【用意するもの】
  • エナメル線(直径0.5㎜、長さ100㎝)、コード(直径0.28㎜、黒色長さ60㎝、赤色50㎝、赤色10㎝:各1本)、強力磁石(5個)、乾電池(単3、1本)、クリップ(2.8㎝)、ボール紙(厚さ0.3㎜程度)、竹ひご
【工作のしかた】
  1. 支柱を作ります。ボール紙(15㎝×20㎝)を用意し、15㎝の辺を5等分し折り曲げます。両端の面を重ね合わせ貼り付けると、4角柱ができます。角部(4か所)に、下から2㎝の切れ目を入れ谷折りにし、この部分を土台(ボール紙)に貼り付けます。支柱の上から2㎝の所に、竹ひごを通す穴をあけます。反対側の面にも穴をあけます。
  2. コイルを作ります。エナメル線の端から20㎝の所から、直径3㎝程度の丸棒に5回から6回巻きます。コイルを束ねるようにセロハンテープを巻きます。エナメル線のもう一方の端の長さを20㎝にしてください。エナメル線の両端の、先端から10㎝までの部分をサンドペーパーでこすり被覆をはがします。
  3. コイルとクリップ、電池ボックス、スイッチをコードで接続します(図2)。
  4. 支柱の穴に竹ひごを通し、そこに(3)のクリップを通します(図2 太い点線)。コイルの下に強力磁石を3個置いてその0.5㎝上にコイルがくるようにエナメル線の長さを調整してください。スイッチをONにしてコイルが揺れなかったら、強力磁石をさかさまに置いてください。それでも揺れなかったら、エネメル線の被覆がきちんとはがれているか確認しましょう。
【実験のしかた】
  1.  スイッチを入れるとブランコが揺れるのを確認してください。
  2. 強力磁石を逆向きに置くと、ブランコは揺れません。次に、電池の向きを逆にすると、ブランコが再び揺れます。

 気をつけよう 
  • 強力磁石をスマホやICカードに近づけないでください。
  • スイッチを入れっぱなしにしないでください。
 
 もっとくわしく知るために
  • 電動(または電気)ブランコの仕組みは、たくさんのWebサイトに掲載されています。一例リンク
  • 今回の工作・実験は「コアネット」にご協力いただきました。
       
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