2014年度
2014年度一覧
第9回電経連海外(カンボジア)研修(11/19~23)
2014-11-25
11月19日(火)、成田を出発し、ホーチミン経由で首都プノンペンに入った。翌日、『日本大使館』で経済、労働事情を中心にカンボジアについてのブリーフィングを受けた後、日系企業が多く進出しているカンボジア有数の工業団地『プノンペン経済特区』を訪問し、今後、発展の原動力となるであろう経済特区の現状と課題について伺った。また、同特区内の『Taica (Combodia) Corp.』も訪問し、雇用、人材育成、労務対策から労働現場の実情まで詳細なご説明をいただいた。
21日には、日本の東大に相当するといわれている『王立プノンペン大学』の通信情報電気学科を訪問し、学科長はじめ4名の先生からカンボジアにおける教育事情、理工系学科の現状と課題について伺った。更に、カンボジア籍の食品会社『Lyly Food Industry Co.,Ltd.』を訪問し、社長講話の後、会社概要、労働事情などについて説明を受けて、食品(米菓子)の製造工程の見学も行った。この日の訪問は、現地の多くの方々の生の声、意見を聞くことができて、カンボジアを理解する上で日本では得られない貴重な体験となった。
各視察先訪問の間に『セントラルマーケット』や最近できた『イオンモール』などプノンペン市内の視察や、世界遺産『アンコールワット遺跡』の見学も行った。3泊5日の短いカンボジア滞在であったが、各訪問を通じて、急激な発展の可能性を感ずる一方、教育改革、インフラの整備などまだまだ解決しなければならない課題も多いといった印象を持った。