2020年度
2020年度
厚生労働省へ「電経連2020年度政策提言」を建議
2020-12-11
12月11日(金)、●平松浩樹理事長(富士通㈱ 執行役員常務)、●中畑英信副理事長(㈱日立製作所 代表執行役 執行役専務)、●藤田英樹専務理事、●熊谷聡事務局長の4名で厚生労働省を訪問し、●伊原和人政策統括官、●村山誠政策立案総括審議官、●川口秀人労使関係担当参事官、●辻政司労使関係担当参事官室調査官のご臨席のもと、【電経連 2020年 度政策提言】「新常態における電機産業から見た課題と実現すべき制度や政策」について建議を行った。
今回の政策提言ではまさにコロナ禍におけるテレワーク勤務の拡大に伴い、事業場での勤務を前提とした働き方から、在宅を中心とした勤務へと労働環境が大きく変わる中で、これまで当然として考えられてきた法制度やガイドライン等の運用面において、これからの働き方改革を促進させていくために見直しすることが重要と考えるテーマに絞り、政策提言としてのとりまとめが行われた。
また、昨年度の提言でも取り上げ、今回の提言にも一部触れているが、行政手続きの電子化に関する意見・要望については、コロナ禍においてますます顕在化しておきており、ハンコ文化の見直しなど、テレワークを進めていく上で障壁となっている様々な手続きに関する効率化や見直しに関する要望も多くよせられていたことから、内閣府の「規制改革ホットライン」に要望申請するなどして、引き続き意見反映を行っていくこととなっている。
当日は、藤田専務理事から提言全体の概要を説明した後、「テレワーク推進に向けた法規制の緩和と労働時間管理に関するガイドライン等の見直しに関する提言」から➊「労働時間管理のガイドライン見直し」、❷「裁量労働制に関する法規制の緩和」の2つと、❸「通勤費に対する社会保険・雇用保険上の報酬(算定基礎)からの対象除外に関する提言」の3つのテーマを中心に、活発な意見交換が行われた。
設立19周年記念講演会開催
2020-10-19
お陰様で電経連は、今年で設立19周年を迎えることができました。本年は新型コロナ感染拡大の中で、例年のようにリアルに会員をはじめとした皆様にお集り頂き、記念講演会を開催することが残念ながらできなくなりました。その代わりにビデオ配信(10月19日~12月18日)の形で記念講演を開催することと致しました。
今回のゲストスピーカーは、「一般社団法人 世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター 初代センター長 “須賀千鶴” 様」にお願いをいたしました。
「第四次産業革命時代の人材投資のススメ」というテーマで、我々電機業界に向けて、思いを込めたお話を語って頂きました。
講師のご経歴は下記のとおりです。
- 2003年 - 東京大学法学部 卒業
- 2003年 - 経済産業省 入省
- 2004年 - 資源エネルギー庁長官官房 気候変動交渉・資源外交担当
- 2009年 - ペンシルベニア大学ウォートン校 MBA修了
- 2009年 - 経済産業省 貿易経済協力局 ODA担当
- 2011年 - 経済産業省 商務情報政策局 クールジャパン担当
- 2015年 - 経済産業省 経済産業政策局 ベンチャー政策担当
- 2015年 - 経済産業省 大臣官房
- 2017年 - 経済産業省 商務・サービスグループ FinTech担当
- 2018年 - WEF第四次産業革命日本センターセンター長
「第19期電経連研修」が開講
2020-09-04
4月7日に発出された「新型コロナウィルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言」、その後の新型コロナの状況・経過を踏まえて、当初予定していた5月22日(金)の開講日を9月4日(金)に延期するとともに、集合によるリアル開催を断念し、オンラインを前提とした研修に再編成することとした。
また、従来、本研修については全7回実施してきたが、開講日を延期したことに伴い、全6回しか開催することがかなわないため、それを補うべく、8月に開催する会員企業向けの人事労務オープンセミナー(「合同セミナー」8/25実施済)についても、第19期電経連研受講者も参加対象とすることとした。
そして、いよいよ9月4日、第19期電経連研修が29社34名の参加を得て開講した。当日は、オリエンテーション「電経連研修について(藤田専務理事)」、各自発表「自社・自己紹介&『10年後の自分』(参加者全員)」、講演「Global Talent Management in Hitachi(Ms.Lyn Amor Doble・Senior Manager Global Talent Management)」、理事長基調講演「第19期電経連研修開講にあたって(富士通 平松執行役員常務)」といった内容で、全てオンラインでの開催となった。
最後には、参加者5グループに分かれて、当番参加者幹事主催によるオンラインフリートークも開催され、番外的な雰囲気での懇談がかわされていた。
合同セミナー(ライブ配信)を開催
2020-08-25
電経連では、本年度から、階層、会議体、場所等の様々な既存の枠組・垣根を超えたオープンセミナーを企画することとした。
その第一弾として、課長会メンバーに加え、第19期電経連研修受講者にご案内して、会員企業の人事労務部門のどなたでも参加できる「電経連合同セミナー」が8月25日(火)に開催された。
今回のセミナーは、新型コロナウィルス感染症の現下の状況を踏まえ、電経連としては初めての試みとなるインターネット回線によるライブ配信開催となった。
セミナーとしては、第Ⅰ部では「With/Afterコロナ時代のこれからの働き方と人事制度~競争力のある組織と人づくりにむけて~」と題して、公益財団法人日本生産性本部 主席コンサルタント 東狐貴一氏をお招きして、第Ⅱ部では「今後の賃金制度の動向について」と題して、コーン・フェリー・ジャパン株式会社 本寺大志氏を講師にお招きして講演を賜った。
いずれの講演も、豊富なデータと事例を提示しつつ、グローバルな視点から日本の課題を捉えられていて、これからの賃金、人材、人事制度の在り方を考える上で示唆に富んだ内容であった。
なお、当日の講演については、「会員企業専用Page」にて、11月末までビデオ配信実施中。
部長会を開催
2020-07-30
7月30日、電機工業会館(東京都千代田区)で18名の参加を得て、部長会が開催された。第Ⅰ部では、岡三証券株式会社チーフエコノミスト「愛宕伸康氏」を講師にお招きし、「国内・世界経済の現状と展望~先走る官製相場と置き去りにされるコロナ禍経済~」というテーマで、コロナ禍中、その後の世界の中の日本経済、景気動向についてご講演をいただいた。また、第Ⅱ部では、石井未来総合研究所代表 石井圭介氏に講師をお願いして、「DX時代のリーダーの在り方~新たな商品価値の創造~」というテーマで、同氏のPanasonicやSamsungでの勤務から得られた経験知や、世界の著名経営者との交流から得られた情報を踏まえて独自の世界観についてご講演をいただいた。
なお、当日は新型コロナ感染予防対策のため、参加者全員にマスクの着用は当然のこととして、講演会場では、座席の配置(一つのテーブルに一座席とし、十分な間隔をあけるような座席配置)や換気(換気扇の常時稼働、入口ドアの開放)への配慮、消毒用アルコールの設置、参加者への非接触型体温計による体温測定等の対応を行ったうえで実施した。