2017年度
2017年度一覧
理事会京都視察(1/19-20)の実施
2018-01-19
1月19日、理事会(理事・監事14名参加)による京都視察が行われた。
今回の視察では、まず、「松下真々庵」を訪問し、同庵の木下支配人から施設の成り立ち・概要の説明を伺った後、庭園※の見学、伝統工芸顕彰の場(人間国宝作品展示室)の見学を行い、そして呈茶のおもてなしを受けた。参加者からは「幸之助の経営観」「物づくりの心・日本の歴史と文化をつなぐための経営者としての使命感」などが直に感じ取れて、大変貴重な経験となったとの感想があがっていた。
続いて、「京都伝統産業ふれあい館(https://kmtc.jp/)」を訪れ、京都伝統産業交流センターの八田専務理事から「京都千年の心得 ~ 京都伝統工芸 ~ 」のタイトルでご講演を賜った後、同専務理事のご案内で同館の京都の伝統的工芸品74品目約500点を常時展示・販売している「設展示場」「実演コーナー」の見学を行なった。参加者からは、京都伝統工芸品の講演・見学を通じて「京都伝統工芸品のすそ野広さに驚かされるとともに、日本のものづくりの原点・根本は京都にあったことがあらためてわかった」との声があがっていた。
※ 真々庵の庭園は、7代目小川治兵衛氏による1909年(明治42年)の作で、東山を借景に琵琶湖疏水から水を引き入れた池泉回遊式庭園として開かれ、1961年(昭和36年)に自ら(松下幸之助)の感性と哲学に従った大改造を造園家・川崎幸次郎氏に依頼して行なっている。