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2021年度

2021年度

春季交渉:電機連合中闘対応各社で満額回答も。初任給回答でも差異が顕著に。

2022-03-16
3月16日(水)、電機連合の中闘対応各社で回答がなされた。回答内容を見ると、一昨年、昨年に引き続き、「回答引き出し期限に向けた最終方針(ハドメ)」の水準改善額(2022年1,500円)の後に「以上」という文言が付されていた通り、回答に個社の事情や思いが反映されて、水準改善額が1,500円、2,000円、3,000円(満額回答)と縦に大きく乖離する結果になった。また、統一要求基準ではないが、高卒・大卒初任給においてもそれぞれ2,000円以上の引上げ要求がなされていたが、各社とも要求以上の回答がされたものの、個社それぞれの事情を反映して出来上がり額が大きく乖離する回答(大卒で219,000~231,500円)となった。このことは、電機連合の常任中闘見解において「今後 の闘争に向けて初任給について の 論議を行う必要がある」とコメントされている通り、統一闘争の在り方に一石が投じられる結果となった。

課長会を開催

2022-02-07
2月7日(月)、会員企業の労務部門から60名を超える参加を得てオンラインにて「課長会」が開催された。
”電機連合 梅田書記次”講演
講演では、春季交渉を目前に控え、電機連合 総合労働政策部門担当の書記次長 梅田利也氏をお招きしてご講演を賜った。講演では、先(1月27日)にオンラインにて開催された中央委員会に至る過程や同委員会での意見、要望など、電機連合の内部の意思統一までの経過の説明も含めて、今春季交渉にあたり、電機連合の方針について細部にわたるご説明をいただいた。

また、後段の質疑応答においては、2022年度の経済見通しや、産業別最低賃金の4,000円引上げ要求の根拠、改正育児・介護休業法の4月からの段階的施行に伴う取り組み基準・指針について質問が出され、懇切丁寧な応答がなされた。
各社の春季交渉情勢報告
講演後には、電経連の労務委員会構成会社の内、日立製作所、三菱電機、富士電機、NEC、富士通、OKI、パナソニック、シャープの8社から、現下の「会社業績見通し」、「今次春季交渉で労働組合側から提出が見込まれる賃金・賞与・労働協約などの要求」や「会社の提起事項」などの内容、および会社側の取り組み方向について報告がなされた。

「オープンセミナー “田中ウルヴェ 京 講演”」を開催

2022-01-27
電経連では、今年度で設立20周年を迎え、これを機に、電経連の事業の一つ柱である「情報提供活動」において、従来の部長、課長といった階層の垣根を取り払い、また、テーマについても人事・労務部門における多様な分野から選定する“オープンセミナー”を企画していくことといたしました。

そこで、この度は、日頃、会員各社様で従業員の安全衛生・健康管理に関わる労働政策や人材開発の業務に携わっておられる皆様を中心に、まずは “自らのウェルビーイング”について考えていただきながら、“従業員のウェルビーイング”向上にむけて施策検討にあたっていただくためのセミナーを企画開催いたしました。
講演タイトル
講演中の「田中ウルヴェ 京」氏

当日は、撮影・配信会場(東京虎ノ門グローバルスクエアコンファレンス)に講師のウルヴェ氏にお一人でお越しいただいて、そこから、事前に登録いただいた約240名の皆様にライブでオンライン( Zoom Webinar)の配信を行いました。


出席者につきましては、募集の段階から人事労務、安全衛生関係者はもちろんのこと、広く関連する皆様の参加を呼び掛けたこともあり、従来の講演会ではなかなか参加のかなわなかった会員企業の健康管理の現場に従事されている医療職(医師、保健師、看護師など)の皆様や、健康保険組合関係の皆様などにも数多く出席いただきました。


講演につきましては、演題「組織と人を元気に!ポジティブサイクルを生み出すコーピングスキル 」の通り、ご自身の経歴、経験から学んだことを踏まえて、「感情の種類」、「感情の言語化」、「ストレスの原因」、「考え方のクセ」、「自分を知る・気づく」そして「行動」(含む身体コーピング)という流れでストレスコーピングについて詳しく丁寧にお話いただきました。 最後には「セルフアウェアネス(Self-awareness)における”相手への影響”」、「企業社会やビジネス界での”ウェルビ―ング”」、「産業界のグローバル化の中での”日本人”」など、事前に出席者の皆様からいただいた質問に対して、ウルヴェ氏より一つ一つ丁寧に応答いただいて講演を無事終了することができました。

関西地区ネットワーキング

2022-01-19
 1月19日(水)、リーガロイヤルホテル京都にて、関西地区の会員企業を対象に、関西地区ネットワーキングを開催した。本会は、関西エリアにおける会員企業と事務局との交流、及び対象会社相互の交流を通じて、参加者同士の親睦を深めると同時に一層の関係構築向上を図ることをねらいとし、はじめて開催したものである。

 今回はコロナ禍の中、ハイブリッドでの開催となったが、対象となる会員企業全て(9社)から16名の方々が参加された。会の前半では、参加者による自己紹介の後、各社における人事労務上の課題や春闘情勢についてグループディスカッションがなされた。後半では、石井未来総合研究所の代表である石井圭介氏から『新たな商品価値の創造 ~ DX時代のリーダーの在り方 ~』と題して講演が行われた。それぞれ積極的に質疑や情報共有も行われ、参加者同士の交流も深まる等、有意義な場となった。

<参加企業(会社五十音順)>
 オムロン株式会社・京セラ株式会社・シャープ株式会社・株式会社ダイヘン・TOA株式会社
 日新電機株式会社・パナソニック株式会社・船井電機株式会社・株式会社村田製作所
参加者によるグループディスカッション
石井未来総合研究所 代表 石井圭介氏
会場前で(左から藤田専務理事、石井代表、熊谷事務局長)

「第20期電経連研修」が閉講

2022-01-14
第20期電経連研修は、1月14日(金)、第7回(最終回)がリアルとオンラインのハイブリットにて開催され、「グローバル企業に学ぶビジネスパートナーとしてのHR」と題した平塚 俊治 氏(リガク・ホールディングス㈱ 専務執行役員 グローバルHRオフィサー)の講演に引き続き、「これから(10年後)の人事部門の役割を考える」をテーマにグループディスカッションを実施した。藤田専務理事より研修の総評・総括が行なわれた後、中畑理事長の閉講挨拶をもって今年度の全ての日程を終了した。電経連研修の全プログラム内容は最下段表の通り。
〇講演 リガク 専務執行役員 平塚 俊治 氏
〇理事長閉講挨拶 中畑 英信 氏
〇グループ討議(リアル参加者)風景
〇研修総評 藤田専務理事
〇オンライン参加者(14名)
●<第2期電経連研修開催実績>参加者38人(33社)
 
開催日
講義・テーマ等
第1回
7/9(金)
オンライン
  • 自社・自己紹介
  • グループディスカッション「10年後の自分」&「電経連研修受講に向けた抱負」
  • 理事長基調講演:「第20期電経連研修開講にあたって」(日立製作所 代表執行役 執行役専務 中畑 英信 氏)
第2回
8/25(水)
オンライン
  • 講演&グループダイアローグ:「働きがいのある魅力的な組織づくり」(日本生産性本部 栗林 裕也 氏)
  • グループ討議構想発表に向けたインプット(電経連研修アドバイザー 村井 隆通 氏)
第3回
9/17(金)
オンライン
  • 講演:「Jフロントリテイリングのグループ人材戦略について」(人財戦略統括部グループ 人財政策部長 梅林 憲 氏)
  • 講演&グループワーク:「組織進化のデザイン」という人事戦略~「ジョブ型」の先へ~」(スコラコンサルト 取締役プロセスデザイナー 塩見 康史 氏)
第4回
10/15(金)
オンライン
  • 講演&グループワーク:「ポスト・コロナの経営」(グローバル人材戦略研究所 代表取締役社長 小平達也氏)
  • グループ討議構想発表(電経連研修アドバイザー 村井隆通氏)
第5回
11/12(金)
オンライン
  • 会員企業の人事・労務関連講演:「オムロンの人財戦略」(グローバル人財総務本部 人事部 勤労課長 鈴木 裕一 氏)
  • 事例紹介「NECの“選ばれる会社”になるための人・カルチャーの変革」(人事総務部 主任 藤井 沙紀 さん)
  • 事例紹介「メタウォーターの働き方改革について」(経営企画本部 人事総務企画室人事勤労部 窪田 理沙 さん)
第6回
12/10(金)
アルカディア市ヶ谷
+オンライン
ハイブリッド
  • テーマ別グループ討議成果発表(電経連研修アドバイザー 村井 隆通 氏)
討議テーマ:働き方改革・生産性向上関連、人材開発(確保・育成・活用・定着)関連、人事制度(評価・処遇・異動)関連、モチベーション向上・組織活性化関連
第7回
/14(金)
アルカディア市ヶ谷
+オンライン
ハイブリッド
  • 講演:「グローバル企業に学ぶビジネスパートナーとしてのHR」(リガク・ホールディングス 専務執行役員 グローバルHRオフィサー 平塚 俊治 氏)
  • グループディスカッション「これから(10年後)の人事部門の役割を考える」
  • 電経連研修総評(藤田専務理事)
  • 理事長閉講挨拶(日立製作所 代表執行役 執行役専務 中畑 英信 氏)
電機・電子・情報通信産業経営者連盟
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