2021年度
2021年度
厚生労働省へ「電経連2021年度政策提言」を建議
今年度の提言は、まさに真の「働き方改革」を進めていく上で必要なことは何か、あるいはコロナの猛威、そして懸命な対処の中から常態化した新しい働き方、労働環境の変化にどのように対応していくべきかといった人事労務現場サイドの問題提起から発生した提言を中心に、加えては、日々の業務遂行を行っていく中で社会全体としての効率化の観点から、改善が必要と判断した提言も含めながら、弊連盟内の政策提言委員会での検討、議論を経て体系的にまとめられたものである。
➊「柔軟で生産性の高い自律的な働き方(裁量労働制・高度プロフェッショナル制度など)の推進に向けた法整備」、「人材の流動化に向けた提言」の中から❷「労働移動のマッチング機能強化、リカレント教育等の充実」、❸「高齢者再雇用時の対応ルールや解雇法制の柔軟化」
の3つのテーマを中心に、活発な意見交換が行われた。
「設立20周年記念講演会」を開催
当日は、厚生労働省、経団連、電機連合他、関係諸団体・組織の皆様、電経連の理事長・副理事長を含む理事・監事の皆様、会員企業のメンバーの皆様など200名を超える方々にご参加をいただきました。
お二人の講演は、ともに熱意と本質をえぐる思いにあふれており、ライブでは、会場の「大会堂」の広さにも劣らない迫力が感じられ、また、オンラインで視聴された皆様からは、「自らのこれまでのチャレンジ」、「新規事業の立ち上げに向けて」、「真の生産性向上」などの具体的なお話通じて、大変示唆に富んだ、気づきの多い講演でしたとの声が、事務局に寄せられました。
最後に、中畑理事長(日立製作所 代表執行役 執行役専務)のご挨拶の後、20周年を機に制作された電経連紹介動画の放映が行われて、すべてのプログラムを終了いたしました。
第1期 ”電経連人材塾” を開講
「オープンセミナー」を開催
そこで、今般は、組織風土や働きがいなどの企業活動の根本にあるテーマについての講義、ケーススタディを視聴してもらい、グループダイアローグを通じて新たな発見や気づきを得ながら、あるべき姿について考えていただくセミナーを企画し、去る8月25日(水)、先月スタートした第20期の電経連研修参加者も対象に加えて46名の参加を得て、「オープンセミナー」を開催いたしました。
- 日 時 8月25日(水)13時10分~16時50分
- 開催方法 オンライン(Zoom)開催
- 内 容
- "働きがいのある魅力的な組織づくり”をテーマに講義、ケーススタディ、グループダイアローグを通じた研修
- 栗林 裕也 氏 日本生産性本部 人材・組織開発コンサルタント/キャリアコンサルタント
- 実話からの教訓 ~環境とはたらきがい~
- グループダイアローグ 働きがいを高める要素と損ねる要素
- ケーススタディ ~星野リゾート~
- 組織風土の本質に迫る
- ケーススタディ ~リーダーシップのスタイルと組織風土と働きがい~
- リーダーシップのコアに迫る
部長会を開催
7月15日、電機工業会館(東京都千代田区)にリアルでの参加、オンラインでの参加、都合30名を超える方の参加を得て、部長会が開催された。開催概要は以下の通り。
第一部 講 演「労働行政の現状と課題(労働経済の分析)」
―新型コロナウイルス感染症が
雇用・労働に及ぼした影響―
講師:厚生労働省 労働経済調査官 高 松 利 光 氏
新型コロナウイルス感染症が雇用・労働に及ぼした影響等
感染拡大下で業務の継続を求められた労働者の分析(新たなアンケート調査による分析)
テレワークを活用して働いた労働者の分析(新たなアンケート調査による分析)
- リーマンショック時との状況比較において、新型コロナが雇用・労働に及ぼした影響はマクロ的には少ないように見受けられる中、今般の新型コロナによって企業体力がかなり棄損されているような実情を踏まえて、検討されている政策的見直しは?
- 『こども庁』創設の話もある中で、子育て支援など子供にかかわることで焦点を当てた政策の方向性は?
第二部 講 演「ポストコロナの日米経済と金融政策」
―大局を捉え、リスクを把握すべし―
講師:いちよし証券㈱ 上席執行役員
チーフエコノミスト 愛 宕 伸 康 氏
コロナ禍で改めて痛感する日本の弱点
改めて知るワクチン後進国の現状
感染収束後の景気回復期待と過剰流動性により株価が上昇
大規模な対策、じゃぶじゃぶのマネーが成長率も押し上げる
米国経済および市場に過熱感が高まりつつある-バブルのリスク-
米国ではインフレリスクも高まっている-コロナ・インフレのメカニズム-
日本経済も21年後半にかけて景気回復が 鮮明化する見通し
未曽有の財政赤字を誰が賄うのか-貯蓄投資バランス-
コロナ収束に伴う景気回復に乗じてFRBが狙っている政策とは
「高圧経済」-潜在成長率を押し上げ、低インフレから脱却-
しかし、インフレリスク拡大でいきなり正念場-利上げ派が増加-
日本の潜在成長率を巡る論点整理-働き方改革って…-
- 企業年金・個人DCなど現在いい運用状況にあるが、講演で示された経済予測を踏まえた場合に企業年金の運用上の留意点は?
- 政策金利、長期金利の行方を勘案した場合、2022年、2023年の経済成長性のトレンドは?