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過去の『工作実験解説集』 

ロータはまわる、まわる! -磁石のふしぎ- (科学の祭典2019出展)
 どんな実験なの?
   身近にある磁石、乾電池、銅線、アルミホイルなどを使って「単極モーター」を作ります(図1)。磁石と電気による不思議な現象を体験しましょう。
 
 実験のしかたとコツ
 用意するもの】
 強力磁石(5個)、単3乾電池(1個)、アルミホイル(9×9㎝、1枚)、六角ナット(M6、1個)、銅線(直径0.55㎜、長さ30㎝程度)、セロハンテープなど粘着テープ(2~3㎝)
 
 【工作のしかた】
   (1) 乾電池の+極に六角ナットをかぶせ、粘着テープでとめます(図2)。
   (2) アルミホイルを2つ折りにし、磁石を包みます(図3)。
   (3) 銅線を図4のように曲げてロータ(回転体)を作ります。
   (4) (1)で作った乾電池の+極が上になるように、(2)で作った磁石の上にのせます。
   (5) 六角ナットの穴の部分に、ロータを乗せると(図1)、ロータは右向き(または左向き)に回り始めます。
 
【実験のしかた】
   いろいろ条件を変えて、単極モーターがどう動くかを観察してみましょう。
   (1)磁石の向きを逆にしたら、ロータの動きに変化がありましたか?
   (2)磁石の数を増やした(減らした)ら、ロータの動きに変化がありましたか?
   (3) ロータの形をいろいろ変えて試してみましょう。
 
 気をつけよう 
  ・磁石はICカードやスマートフォン、磁気カードなどに近づけないでください。
  ・実験が終わったらロータを電池から外してください。
 
 もっとくわしく知るために 
  ・単極モーターが動く原理は、下記URLに掲載されています。
      URL:http://alice.eng.tohoku.ac.jp/english/upload/zunda/zunda_motor.pdf
  ・ロータは発電機やモーターなどの製品に欠かせない部品。詳しくはWebサイトなどで調べてみましょう。
  ・今回の工作・実験は「NPO法人 コアネット」の協力を頂いています。

      図1
      図2
      図3
      図4
電機・電子・情報通信産業経営者連盟
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