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過去の『工作実験解説集』 

不思議!不思議!おじぎをくりかえす鳥 (科学の祭典2017出展)
 どんな実験なの?
   エナメル線を巻いてコイル(電磁石)を作り、自力でおじぎをくりかえす「おじぎ鳥」を作ってみましょう。
 
 実験のしかたとコツ
【用意するもの】
 エナメル線、太いストロー、細いストロー、電池ボックス(スイッチ付)、乾電池、プラスチック片、木板、ビニールテープ、はさみ、サンドペーパー、他
 
【工作・実験のしかた】
  (1) 太いストローにエナメル線を20回位巻いてコイルを作ります。コイル両端のエナメル線をのばし、端の被覆(ひふく)をサンドペーパーでむきます〔写真1〕。
 (2) 写真2のように、鳥の胴体木片の穴に細いストローをとおします。コイルの線を木片の穴にとおし、さらにストローの穴にとおし、端を折り曲げます。コイルをねじり、胴体木片と同じ向きにし、さらに、30度くらい(写真と同じように)傾けます。
 (3) 写真3のように木板とプラスチック片(支柱)で作った台に、電池ボックスを取り付け、電池ボックスのリード線を支柱の穴にとおします。さらに、(2)で作った鳥を支柱の上部に乗せます。
 (4) 鳥のエナメル線と電池ボックスのリード線が軽く触れるように、エナメル線の向きを調整します。
 (5) 磁石を、コイルに正対するように置きます。
 (6) 電池ボックスのスイッチをいれると、コイルが電磁石になり、磁石の反発力で、コイルが後ろに動きます。つぎの瞬間、エナメル線とリード線が離れ、コイルが電磁石でなくなり、元の位置にもどります。つぎに、エナメル線とリード線が触れてコイルが電磁石になり、コイルが後ろに動きます。このくりかえしで、鳥はおじぎをくりかえします。
 
 気をつけよう
   ハサミでケガをしないように気をつけましょう。

 もっとくわしく知るために
  ・電磁石のはたらきなどについては下記のサイトを参考にしてください。
     TDK「電気と磁気の?(はてな)館」
  URL http://www.tdk.co.jp/techmag/inductive/index.htm
  ・今回の工作・実験は「蔵前理科教室ふしぎ不思議(くらりか)」にご協力いただきました。
●コイル作り:コイル巻き数---20回、導線の長さ---15cm、サンドペーパー削 ---6cm
●鳥胴体とコイルの接合のイメージ
●完成品(ポイントは導線の接点)
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